竹的雑感記~ヨーロッパ生活…その後~

ヨーロッパでの経験を活かし…東京砂漠で奮闘中。

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実は生まれて初めての国際Aマッチ

今回の記事はほぼFootballに特化した内容なので、あまり興味のない方には面白くないかも…。

先週土曜日、来年Europeで開かれる世界が注目するサッカーの祭典「Euro2008」のグループリーグ予選「マルタ-トルコ」の国際Aマッチを見に行った。

会場はMdina近くのNathional Staudium。

僕の住むマルタは言わずと知れたヨーロッパの弱小国。日本よりも間違いなく弱い。プロの選手も恐らくは数えるほど…いや数えるほどもいない(1~2人はプロらしいいが…)

一方トルコは2002W杯で日本を破り3位になったヨーロッパの強豪。

億単位の年俸を稼ぐ選手も結構いる(はず)。

ちなみに、今回のサッカー観戦は僕にとって生まれて初めての代表戦。

日本代表の試合すら生で見た事はない。

2002年にドイツ代表の親善試合を見に行ったけれど、それも相手は宮崎県高校選抜だったし、今回が正真正銘の国際Aマッチ初観戦となった。

さて、僕も大のサッカー好きとあってトルコ代表には知っている選手がいくらかいた。

アルティントップ兄弟(確か弟はドイツの強豪バイエルンミュンヘンに所属)、エムレ・ペロゾグル(イングランド・ニューカッスル所属)、そして驚いたのがハカン・シュクル。

彼は2002年の段階でベテランの域に入った選手だったはずだが、まだ代表でプレーしていたとは…。

彼はトルコではもはや英雄的存在である(特にガラタサライ(トルコの強豪(昨年まで稲本が所属))ファンには)。

さらに控えには2002年のW杯で活躍したゴールキーパーのリュシュトゥもいた。

そんなトルコに対して、マルタはサッカーと自分の「本職」をかけもちするような、選手ばかり。

今回は学校のアクティビティ(チケットとバスを学校が手配してくれた)で観戦できたのだけれど、多くのトルコ人学生を抱えるECマルタなので、スタジアムに向かう途中のバスの車内はトルコ人が大騒ぎ。

だれもが試合前は

「トルコが何点取るのか」

という事だけに関心があった。

奇しくもこの日は400年以上昔、オスマントルコの大軍がマルタに攻めよせ(通称・大包囲戦)マルタ騎士団を中心としたマルタの激し抵抗に、オスマントルコ軍が退却を余儀なくされた日だった。

首都Vallettaの名は当時マルタ軍を指揮し、マルタを勝利に導いたマルタ騎士団の将軍の名から取られている。

当時マルタは600人の騎士団とマルタ人の傭兵を含めた9000人の軍であったのに対して、オスマントルコは40000人の大軍で押し寄せてきたのだった。

どこか、今回の試合の力関係と似ているような…。

という事で、土曜日で実感がないがこの日はまたまたPublic Holiday(祝日)だった

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そして試合開始…。

まずは、気になったマルタ代表の「腕前」だが僕がよく観戦に行っていたアビスパ福岡と比べると…だが、正直J2のアビスパより技術レベルは低い。

トラップは簡単にミスするし、パスやドリブルの正確性もかなり低い。そして何よりゴールキーパーのレベルが低い。日本のアマチュアでも「そこそこ」程度。

一方のトルコだが、さすがに個人のレベルは高い。客観的に見て、トルコ代表になれるマルタ代表の選手は間違いなく一人もいないといった感じだった。

マルタのチームとしてのプレースタイルだが、褒められた物ではなかったが、意思統一はしっかりされたいた。

確かに強豪国相手とは言え、Homeでの試合に極端に守備的に望むわけにはいかない。

マルタは前線に2トップは確実に残し、8人で守る。そして、ボールを奪ったらひたすら2トップめがけてボールを蹴る。それも8割は相手のディフェンスラインの裏のスぺースに蹴り込む。

そして、スピードのある2トップがガンガン走って行く。

うまく2トップにボールが渡れば、両サイドのMFが攻撃に絡んでくる。

一方のトルコもAwayとは言え、弱小国相手に勝ち点3(勝利)を逃す訳にはいかない。

トルコは攻撃の際には4人が前線に張りつくような形で、マルタにプレッシャーを与える。

が、それだけ前線に人数をかけてるだけあって、守備に人数をかけずマルタの単調な攻撃パターンに対して手を焼いてしまう。

前半30分までトルコ:マルタで6:4くらいのペースで試合が進むが、マルタはよく耐えていたし、たまにチャンスも作っていた。

トルコはエムレをはじめマルタとは全く違う個人レベルを見せつけるが、チームとしての差を出せない。

パスは繋がるが、なかなかシュートまで持って行けない。2トップのハカンシュクルやアルティントップがボールを触る機会があまりにも少ない。

サイドから崩そうという意図はあるようだけれど、クロスの精度は低いし、我武者羅に守るマルタディフェンス陣を前になかなか突破口を見いだせない。

そして、前半39分均衡が遂に破られる…しかも先制は何とマルタ!

コーナーキックが誰も触らず、ファーサイドに流れたところを待っていたマルタDFが1トラップしてズドン!

先制の瞬間スタジアムが揺れるような騒ぎ。

しかし、これで試合が面白くなるのは必至…トルコにもさすがに火が付いた。

前半終了間際の44分、トルコはサイドをえぐり中央で待っていたアルティントップにラストパス…そしてそれをきっちり決め試合は振り出しに。

マルタのリードもわずか5分。そして前半終了。

僕はマルタサイドに座っていたが、前半のマルタの健闘にスタジアムからは拍手が起こっていた。

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そして後半…。

お互いのチームのスタイルは変わらない。

が、徐々にトルコがペースを掴みだし、マルタゴールに迫るが後半マルタのアマチュアキーパーが大当たり。

一方トルコは、いくつかのビッグチャンスを物に出来ず、やはりチームとしてマルタを崩す事が出来ない。

そして、3度試合が動く。勝ち越し点は何とまたしてもマルタ!!!

試合を通して続けてきた単調ながらも有効的な戦術が実っての勝ち越し点だった。

スタンドの盛り上がりは最高潮!!!

…がその興奮も収まらないうち(2分後くらい)にトルコがコーナーキックから再び同点とする。

今度は喜ぶスタジアムの対面に陣取るトルコ人サポーター。

マルタが点を取ればすぐにトルコが返す展開。

そして、その後お互い大きなチャンスを作りながらも物に出来ず、試合終了。

誰も予想しなかったマルタの大健闘。

マルタ人選手たちはピッチで輪を作って喜び、トルコ人選手は肩を落としてピッチを去る。

引き分けなのに何とも対照的な姿…。

大包囲戦の再現か…。

正直、マルタにも勝つチャンスはあった。そのくらいトルコの出来は悪かった。

この試合一番目立っていたのはトルコのエムレだったが、あくまでも「個」として。

ちなみにマルタもFWの9番と、ボランチの7番はいい選手だった。

正直、トルコは勝つのが当たり前でマルタに乗り込んできたのだろうが、その辺の「甘さ」が最初から出ていた。何よりマルタにチャンスを作られ過ぎ。

お互いが攻撃的な姿勢(マルタも守備の際には人数を割いていたとは言え攻撃の際にはきっちり人数をかけていた)で、個人レベルで圧倒的に勝り、守備は二の次でマルタゴールに襲いかかるトルコと、そのトルコのスぺースをうまくついたマルタ。

サッカーの内容は非常にオープンで攻撃的なものだった。

これほど面白くワクワクするExitingな試合もなかなかないだろう。

何よりやっぱり「生」での試合観戦は格別なものがあった。

そして、マルタ人がいかにマルタを好きかも感じることが出来た。

試合後のトルコ人友達の落ち込みようは言うに及ばず…だが。

最後に、今回は直向きにただ我武者羅に戦ったアマチュア軍団マルタに拍手を送りたい。

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